飲食店の開業前に知っておくべき飲食店の看板メニューの作り方~USJに学ぶ利益改善アイデア発想のポイント

USJの経営改革のアイデア発想法に学ぶ、飲食店の看板メニューの作り方

USJのアイデア発想法に学ぶ看板メニューの作り方。

「お金」と「チーム力向上」で
愛知県の飲食店のヴィジョン実現を
戦略的に加速する税理士の山内聖堂です。

以前のコラム

利益を出せるメニュー構成のポイントで、

飲食店のメニュー構成として、

まず商品を、

①看板メニュー
②定番メニュー
③儲かる追加メニュー

の3つの分類で考え、

そのうえで、

利益が確保できるように
戦略的にメニュー表を作成しましょう。

とお伝えしました。

利益を確保する上では、
利益の出る追加メニューが重要ですが、

それ以上に一番重要なのは、

その商品だけでお客様を呼べる看板メニュー


の存在です。

でも、
看板メニューを作るのって大変です。

そんなに簡単に出来るのであればだれも苦労はしませんね(笑)

しかし、

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの
経営改革を支えたアイデア発想の技法が
ひとつのヒントになると思いましたのでご紹介します。





看板メニューのヒントは他の業種・業態にある

著者の森岡さんは、

すでに成功しているアイデアがあれば、
積極的に真似していきましょう。

と言っています。

これをリアプライと言います。

目に見えるブランドやキャラクターをそのまま真似てしまうと、
「パクリ」として著作権を侵害する犯罪になりますが、

ビジネスのアイデアを持ってくるのは
「まんま」真似るのでない限り合法で、

実は世界中の優れた会社でやっていることなのです。

自分自身でゼロから作っていきたい!
という気持ちは分かりますが、


ゼロから生み出すものなどほとんどなく、

結局は、

自分の中にある知識や情報のストックから抽出し、
それらを組み合わせたアイデアしか出てきません。

そうであるならば、

既に世の中で成功しているものを転用した方が、
より早く確実な成果に結びつくのではと思います。


前回のコラム

飲食店の利益改善のアイデア発想法

アイデア(戦術)は5W1Hで考えよう。
と述べました。

そして以前、
私は他のコラムでも似たようなことを書いているのです。

それが、
業態は5W2Hの構成要素で考えようです。

つまり、

他の店で大成功している商品のアイデアを、
5W2Hのうち一つか二つを自社に適合させれば、

特に

WHAT(何を)

HOW(どのように)

を変えれば、
全く違う商品が生み出されます。

商品としては全く違うものですが、
アイデアとしては、

どこかの消費者に試されて成功しているもの

であるため、
成功の確率は高まります。

看板メニューが無いお店は、
積極的に他業態で成功しているアイデアを盗みに行きましょう!

最後はやっぱり諦めない心

USJのジェットコースターは
なぜ後ろ向きに走ったのか。

結論をいうと、

このアイデアに関しては、
最後まで諦めないことが誕生の秘訣だそうです。

飲食店開業の心構えでも述べましたが、

人間は新しい行動をするとき、
そのストレスに見合う成果をすぐに期待する生き物です。

他のお店で成功するアイデアを真似ても、
必ず成功する看板メニューが出来るわけではありません。

成功するために必要な条件(戦略)が合っていても、
アイデア(戦術)が失敗することは良くあることです。

何度も失敗するようなら、
戦略が間違っていないか?を再検討し、
そのうえで再度挑戦しましょう。

「諦めたら、そこで試合終了ですよ?」
       安西先生(スラムダンク)





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