飲食店の開業前に知っておくべき飲食業開業マニュアル~業態を決め、差別化しよう~その1

飲食店の開業を成功させるために、業態を決め差別化しよう(前編)。~飲食店開業前に知っておくべき、飲食業開業マニュアル

飲食店の「業態」とは

「お金」と「チーム力向上」で
愛知県の飲食店のヴィジョン実現を
戦略的に加速する税理士の山内聖堂です。

コンセプトが決まったら、

次は「業態」を決めましょう。

まず、理解しないといけないのは、


「業種」「業態」は全く別の意味を持つということです。

業種とは、

要するに「何を売っているか」

を表す言葉です。

ラーメンなら「ラーメン屋」

うどんなら、「うどん屋」です。

それに対して業態とは、

その店の売るものを、

「どのようにして売っているか。」

つまり売り方をあらわす言葉です。

具体的には、

「ファミリーレストラン」や「居酒屋」

「ファーストフード」などを言い、

これらは、

それだけでは何を売っているか分からないものです。

一般に、

飲食店は業種だけで認識される傾向にあります。

しかし、

お客がお店を選ぶ時の最大のポイントは価格、

つまり、予算です。

その予算のなかで、

どのように商品を提供し、

その提供の仕方が他店と差別化できていなければ、

お客様は価値を感じる事が出来ず、

お店に来てくれることはありません。

「新しいお店」とは

飲食店を開業するときは、

お客に支持される

「新しい飲食店」を考える必要があります。

成功している飲食店の隣で
全く同じ業態のお店を出しても、

勝てる見込みはありません。

だからといって、

世の中に似たものがない、

全く新しい飲食店

つまりは、

「新しい業種」を売るお店を作るのは至難の業です。

でも安心してください。

世の中に誕生している、

「新しい」と言われるお店は

これまでにあった商品(業種)を

新たな売り方(業態)で提供している

すなわち、

業態が新しいことがほとんどだからです。

これまであった商品を、

どう(目)新しく提供するか。

じっくり考えてみましょう。

業態の構成要素

私が

飲食業繁盛のノウハウの提供を受けている、

フードアカウンティング協会では、

「業態」の構成要素を、

次の7つの要素に分解しています。

WHAT(何を)
・・・業種=主力商品

WHY(何のために)
・・・お客様の利用動機

WHO(だれに)
・・・主要客層

WHEN(いつ)
・・・営業時間=お客の主な利用時間

WHERE(どこで)
・・・出店立地

HOW(どのように)
・・・売り方のスタイル
   =お客の楽しみ方のスタイル

HOW MUCH(いくらで)
・・・価格政策

これを、「飲食店の5W2H」と呼んでいるが、

新しい業態を考えるとは、

つまりは、

飲食店の5W2Hの
どの要素を新しくするかを考えることである。

そして、

どの要素が新しいかが、

飲食店の「差別化」につながるのだが、

差別化については

詳しく次回で述べようと思います。

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