「お金」と「チーム力向上」で
愛知県の飲食店のヴィジョン実現を
戦略的に加速する税理士の山内聖堂です。
過去二回に渡り、
業態の構成要素(前編)
業態を決め、差別化しよう(後編)
と業態について述べてきました。
先日、
名古屋場所の相撲部屋の宿舎で、
「ちゃんこ料理」を食べる機会があったのですが、
これほど差別化が出来ている業態
(そもそも本業ではありませんが・・・)
もなかなか無いので、
「業態」の差別化ができると、
どういう状態になるか。
相撲部屋のちゃんこ料理(店)で
業態について考えてみようと思います。
いつも真面目な論調のコラムが多いので、
息抜き程度に読んでください(笑)
飲食店の「業態」の構成要素は、
「5W2H」の7つの要素に分解して考えます。
すなわち、
WHAT(何を)
・・・業種=主力商品
WHY(何のために)
・・・お客様の利用動機
WHO(だれに)
・・・主要客層
WHEN(いつ)
・・・営業時間=お客の主な利用時間
WHERE(どこで)
・・・出店立地
HOW(どのように)
・・・売り方のスタイル
=お客の楽しみ方のスタイル
HOW MUCH(いくらで)
・・・価格政策
これを、
「飲食店の5W2H」と呼んでいますが、
相撲部屋のちゃんこ料理の業態についても、
この7つの分類に分けて考えてみようと思います。
業態の構成要素(前編)でも述べましたが、
飲食店の差別化は基本的に、
既にある業種(ちゃんこ料理)を
どのよう提供するかで決まります。
限られた期間に、
力士が闊歩しいている空間で食べられる食事...。
このような「非日常」はなかなかありません。
飲食店の利用動機として、
「非日常」は重要なキーワードです。
ディズニーランドの飲食店の価格設定は、
少々お高いですが、
それに不満をいだく人はあまりいません。
なぜなら、
ディズニーランドの飲食店は、
それ自体が魔法の国という世界観をあらわす一部、
つまり「非日常性」が高いからです。
相撲部屋の宿舎でいただくちゃんこ料理も
ディズニーランドの飲食店と同様に、
「非日常性」は非常に高いのが特徴です。
そして、
「非日常性」が高まると、
お客はその価値にお金を払います。
みなさんのお店にも、
「非日常性」を取り入れていきましょう。