飲食店多店舗化チームビルディング~串カツ田中の新人研修店舗に見るチーム力の高め方(組織力編)

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串カツ田中の新人研修店に見るチーム力の高め方(組織力編)~飲食店の多店舗化を成功に導く飲食店チームビルディング

串カツ田中が新人研修店について組織力の観点から考えます。

愛知県の飲食店の開業や多店舗化を
「お金」と「チームビルディング」で
戦略的に加速する税理士の山内聖堂です。


飲食店に特化した税理士が、
飲食店を多店舗化する前に知っておくべき
組織開発(チームビルディング)についてお伝えします。

チームビルディングとは、

チームの人材力・組織力・関係力を活性化させ、
成果を上げながら成長を続ける組織づくりをいいます。



前回のコラムでは、

串カツ田中さんがオープンした
新人だけの研修店は人材力向上の面で
優れている点を書きました。


今回は、
新人研修店を作った狙いについて
組織力活性化の観点から考察してみます。

組織力とは何か。

組織力とは、

組織の目指す方向性と
社員一人ひとりの意識を統一し、
エネルギーの方向性を合わせるための
有形・無形のしくみのことをいいます。


飲食店が個人店の間は、

お店の経営理念や経営方針、
コンセプトや料理の提供のしかたなどは、

創業者の頭の中で明確になっていれば、

それがお店の世界観となって表れるのですが、

いざ多店舗化をしようとすると、

そのお店が選ばれている理由(世界観)を

店長を初めとする社員にしっかりと伝えなければ、

お店の強みは発揮されず、

次々と問題が起こってしまいます。


そのような事態を避けるため、

多店舗化をするに当たっては、

それまで無形だった経営理念やコンセプト、
作業工程や就業規則などを明文化し、

その飲食店の世界観を共有する必要があります。


お店の世界観を一人ひとりの社員と共有し、

エネルギーの方向性を合わせることにより、

お店の組織力は高まるのです。

新人研修店はなぜ組織力が高まるのか?

前回のコラムにも書きましたが、

飲食店における新人とベテランの最大の差は
飲食業に関する専門性の高さです。

前回のコラムはこちら

専門性は働きながら身につけていくものであり、

能力特性のように
自然に身につくものではありません。


新人だけの店舗は飲食業の専門性が低いため、

特にお客様と接する接客において
問題が表面化する可能性が高くなります。

このとき大切になるのが、

会社の経営理念、
中でも営業指針やバリューといわれるものです。


新入社員は、

問題が発生した(しそうな)場面において、

営業指針やバリューに則って行動するよう
教育されているハズです。
僕が経営者なら必ずそうします。


仕事をしているなかでも、

常に経営理念を念頭に置いて仕事をするので、

結果として会社の経営理念が浸透し、

社員の行動の基準が定まるのです。


行動の基準が定まるのが、
経営理念を定めるメリットです。



㈱串カツ田中の経営理念は

ひとりでも多くの人を串カツで笑顔に!

です。

串カツ田中「社長の考え」


社員は、

「お客様や他のスタッフが笑顔になるには
どう行動すればよいか?」

という判断基準に基づいて
行動するようになるでしょう。


経営者とお話ししていると、

社員が(役員ですら)自律的に行動しない・・・

という声をよく聞きます。


しかし、

社員は自立的に動かないのではなく、

行動の基準が無いために

自分の判断で動けないのです。

もし、
自律的に行動する社員を欲するのであれば、

経営理念の明文化とその浸透
真剣に考えてみませんか?

新入社員が離職しない職場づくりをめざしています。

串カツ田中の経営理念のなかに、

社員に対する約束

があります。


いわゆる
社員に対する経営方針というやつです。

曰く
「楽しみながら成長し自己実現も可能な会社、
ホワイト企業で安心安全で働ける会社を作り続けます。」

とあります。

新人研修店は、

この経営理念に沿った組織づくり
を意図して作られたことが想像されます。


新人研修店は、
メンタリングという人材育成制度をとっています。


メンタリングとは、
人材育成、指導方法のひとつで、

メンターと呼ばれる年長者が、

組織内の未熟練者(メンティー)と定期的・継続的に交流し、
対話によって本人の自発的な成長を支援する制度

のことです※

※メンタリングの定義は団体ごとに違う可能性があります。


新人研修店の「研修センター長」は、

いわゆる研修をする人ではなく、

「新入社員にお兄さん的な立ち位置で接してもらう」
(広報担当者)

役割が与えられているそうです。


つまり、

メンターとして
新入社員の成長を助けるだけでなく、

親しい相談役として
新入社員のケアをする役割が与えられています。

こういう役割を与えられたメンターの存在が、

「安心安全な会社」づくりに役立っています。


飲食店が、
経営理念を定めたり、

メンタリング制度を取り入れるといった
組織づくりをするのは何故でしょうか?


それは、

人手不足が大きく影響しているからです。


少子高齢化がどんどん進んでいる現在、

多店舗経営をして経営を拡大する場合には、
人材の確保が最重要課題です。


経営理念により人を集め、

社員が離職しない組織づくりをすることが、

人材確保のためには必要なのではないでしょうか?



今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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