愛知県の飲食店の創業や多店舗化を
「お金」と「チームビルディング」で
戦略的に加速する税理士の山内聖堂です。
飲食店に特化した愛知県の税理士が、
飲食店の開業や、
経営改善に必要だと考えることをお伝えしています。
先日、
士業の異業種交流会に行ったところ、
新年の研修の内容が
「易経を通じて1年の計を立てる」
という内容でした。
駆け足で話されていたので、
そんなに深い話はされていと思いますが、
2018年の天の氣・地の氣・人の氣を知り、
経営の「戦略」を立てましょう。
という内容でした。
(易経とはそういった一面があるみたいです)
講師の先生は、
易経を経営に取り入れるコンサルティングを行っている方で、
「戦略」と「戦術」についてお話しされました。
(内容は主に「戦略」についてでしたが・・・。)
曰く、
日本の経営者は「戦略」を立てるのが苦手で、
「戦術」だけを行っている人が多い。
とのことでした。
では、なぜ経営者は戦略を立てるのが苦手なのでしょうか?
そのことについて説明するために、
まずは、「戦略」と「戦術」について、
プロ野球を例にとりながら説明します。
経営「戦略」とは、
企業の持続的優位性を確立するための基本的な方針
をいいます。
持続的優位性を確立するための方針なので、
戦略には長期戦略と短期戦略が存在します。
長期戦略とは、
企業が経営をするにあたっての最上位の概念である
「経営ヴィジョン」をどのように実現するか
を決める事です。
プロ野球でいうと、
「今年又は数年後に優勝する」
このヴィジョンをどう実現するか決めることが
長期戦略であると言えます。
どのような方針や人員で戦うか考え、
ドラフトやトレードで取る選手の人選をします。
例えば
「ID野球」
とか
「マシンガン打線」
こういった方針で戦うと決め、
それに適した人員を揃えることです。
一方、短期戦略とは、
長期戦略を実現するために、
今年はどんな方針で経営するのか
を決める事です。
易経をつかって2018年の戦略を立てる・・・。
この2018年の戦略が短期戦略の事であり、
プロ野球ですと、
「年間144試合終わったときに優勝する」
ための戦略であり、
そのために「目の前の1試合をどう勝つか」
の戦略をいいます。
優勝するためには、
目の前の1試合をどう戦うかを考えなければなりません。
対戦相手の先発メンバーの戦力や
1年を通じた自軍の戦力を考え、
それを基に先発メンバーを決めて、
どのような方針で戦うか考えます。
優勝を目指すためには、
主力を休ませるために
目の前の1試合は負けることを考える場合もあると思います。
最後が「戦術」です。
経営において戦術という言葉はあまり使いませんが、
戦術とは、
戦略の具体的な実現手段
をいいます。
野球に例えると、
目の前の1試合に勝つという短期戦略を実現するために、
どのように攻め、
どのように失点を防ぐか、
勝つために最善の手段を執ることです。
例えば、
1回の表に1番バッターがヒットで出塁しました。
2番バッターは1点を取るために、
「送りバント」をするのか、
それとも複数得点を目指して、
「普通に打つ」のか。
この具体的な行動が戦術です。
送りバントを選択するのか、
普通に打つのを選択するのかは、
その日の自軍と相手の戦力を比較して
決められると考えられます。
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