愛知県の飲食店の創業や多店舗化を
「お金」と「チームビルディング」で
戦略的に加速する税理士の山内聖堂です。
今回の内容は、
ヴィジョンについて完全に私個人の
感想・感覚に基づいて書いています。
一般的に言われていることと違うかもしれませんので
ご注意ください!
前回、
ヴィジョンについてのコラムをアップした後に、
チームビルディングコンサルタントの勉強会に行きました。
勉強会の後の懇親会で、
私が行ったヴィジョン作成一人合宿の話題になりました。
前回のコラムはこちら
多く出た意見が、
「効き脳D」が弱いとヴィジョンは作れない・・・。
という意見です。
私たちは人の強みを「効き脳」で見ることが良くあります。

効き脳について詳しくはこちら
効き脳のDが強い人は直感的に物事を捉えるのに優れ、
物事を映像的に把握するのが得意だと言われています。
ヴィジョンも一般的に、
「映画のワンシーンのように見えるものでなければならない」
と言われています。
ですので、
自分にイメージする力が弱いと感じている人は、
ヴィジョン作りが難しいと感じたり、
作っても納得感が少ないと感じているようです。
では、
ヴィジョン作りはイメージ脳が弱いから苦戦するのでしょうか?
私の感覚としては、
実はヴィジョン作りは効き脳Dで作っていません。
今回は、
何かの参考になればと思い、
私のヴィジョンづくりの考え方を紹介します。
飲食店についてヴィジョンを考える場合は、
「私達は~」を「私たちのお店は~」
に変えて読んでいただけると幸いです。
先日、仲間と話していた中で感じたのは、「ヴィジョンというものは映像でイメージできなければならない」ということにとらわれ過ぎていないか?ということです。よく、「映画のワンシーンのようにイメージできるヴィジョン」が共感を得られると言われています。では、そもそも映画ってどうやって創られてるんですかね-?俳優さんは台本(脚本)に基づいて演技をしています。そして、その台本は原作である物語に基づいて作られています。
私にとってヴィジョンの作り方は、
「物語の作り方」、
もっと言ってしまえば、
「文章の作り方」に近いと感じています。
文章を書くと分かるのですが、
一つひとつの細かい要素や、
それをつなぐ前後の内容にくい違いがあると、
文章としてスッキリするものは出来ません。
読んでいて違和感を感じてしまいます。
それと同じで、
ヴィジョンも
「理想のありたい状態」の構成要素を細かく細分化し、
全体的にくい違いがなくなって初めて
実感が湧くんじゃないかと思っています。
自分や社員、
そしてお客様が納得して実感できるストーリーをつくり、
それをイキイキと語ることが出来れば、
そのヴィジョンは映像として伝わるのではないか。
私はそう感じています。
ここで、
私が大好きなビジョンに関するストーリーをご紹介します。
(いろいろなところで紹介されているのでご存知かもしれませんが)
ある男が建設現場を通りかかった。
三人の男が作業をしている。
通行人は、
1人目の男に話しかけた。
「なにをしているんです?」
男は答えた。
「レンガを積んでいるんです。」
2人目の男に聞きました。
「なにをしているんです?」
男は答えた。
「壁をつくっています。」
最後に、
鼻歌を歌いながらご機嫌で作業している男に聞いた。
「なにをしているんです?」
男は胸を張り、
ニッコリ笑ってこう答えた。
「大聖堂を建てているのです。」
人々から選ばれるミッションやヴィジョンとは、
ヴィジョンを伝えるストーリーを通じて
相手の頭の中に大聖堂を描き出すことができるものである。
と言えます。
ちょっとレベルが高いですね~(笑)
わたしもそんなヴィジョンが創れるよう、
これから何度もヴィジョンを見つめていこうと思います。
参考になりましたでしょうか?