愛知県の「オモロイ」飲食店の創業や多店舗化を
「お金」と「チームビルディング」で
戦略的に加速する税理士の山内聖堂です。
前々回、前回に引き続き、
今回も「効き脳」について説明します。
前々回のコラムでは、
脳の効き(強みと弱み)についてザックリと、
前回のコラムでは、
主に強みについて書いてきました。
「効き脳」についての脳科学的な説明は、
専門的すぎると思い避けてきたのですが、
想像以上に
「右脳」と「左脳」に興味がある方もいるらしいので、
ハーマンモデル/効き脳について
脳科学的にご紹介します。1.右脳・左脳モデル1981年にノーベル賞を受賞した、
ロジャー・スペリーらの研究により、
脳には、
論理的、分析的に働く
左脳と、
直感的・全体的に働く
右脳の2つの異なる機能があることが明らかにされました。
2.三位一体型脳モデルポール・マクリーンが提唱した学説。
人間の脳は
「脳幹」
「辺縁系」「大脳新皮質」の順に発達し、
それら3つの機能を持つ脳が一体となって働くという理論。
思考に関する部分は、
「大脳新皮質」(脳の上層部)と
「辺縁系」(大脳新皮質の内側)であるとされます。
因みに
外側の
大脳新皮質は「
霊長類の脳」
内側の
辺縁系は「
哺乳類の脳」
と分類しています。
3.ハーマンモデル/効き脳
GE社(ゼネラル・エレクトリック)の社員教育の責任者、
ネッド・ハーマン氏によって構築された理論。
「右脳・左脳モデル」と「三位一体型脳モデル」を統合したもの。
人間の脳は、
「右脳」・
「左脳」それぞれで、
「大脳新皮質」と
「辺縁系」が
異なる働き方をしていると考えた。
そして、
「左脳」の「大脳新皮質」の働きを、
A(論理・理性脳)「左脳」の「辺縁系」の働きを
B(堅実・計画脳)「右脳」の「辺縁系」の働きを
C(感覚・友好脳)「右脳」の「大脳新皮質」の働きを
D(冒険・創造脳)と「思考特性」(脳の強み・弱み)を分類し、数値化しました。
つまり、ハーマンモデル理論は、
個々の思考特性を数値化・可視化して、
それまで漠然としていた
個人の思考特性と様々な言動との関連性を定義づけたものです。

出典:フォルティナ株式会社
効き脳の指数の合計は200点と一定で、
その200点をを各分野に数値化したものが
人の強み・弱みを表していますが、
あくまで一人ひとりの思考特性を数値化したものであり、
優劣や良し・悪しを示すものではありません。
人間の血液型に優劣がないのと
同じことだととらえてください。